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Blu-rayオーサリングとエンコードについて 自分用覚え書き [パソコン・インターネット・IT]

アニメはすでに「BDが基本」? -ソニーPCLに聞く「国内向けBDオーサリング」の現状 (AV Watch) という記事、私的にはかなり興味深かったので気になった点を取り上げてみます。

Blu-ray Discのエンコード方式にはMPEG-2とH.264 AVCなどがあります。その上で、
「現在、担当するパッケージソフトの8割がMPEG-4 AVCによるもの」

とのこと。MPEG-2の利用は低いですね。

MPEG-2よりもAVCの方がファイルサイズが小さくて済むのが一般的です。では画質はどちらが上なのでしょうか。

「本当に際の部分、一部のシーンだけを比較するならばAVCの方がいい、という部分がありますが、通常の見た目であれば差はないと思います。24pのソースで、30Mbps以上であるならば、MPEG-2もAVCもさほど変わらないんです」

意外でした。当然、後から出てきたAVCの方が高画質だと思っていました。

Blu-rayなら容量をたっぷり使えるので、コーデックによる画質の差はほとんどないと思っていようですね。でも高画質だと言われているAVCの方が何となく最先端を行っているようなイメージがあるんですよね。

もしどっちも同じ画質ならMPEG-2で収録されたものを選んだ方が、デコード時の消費電力が低くて済む分いいのかなと思いますが。

MPEG-2なら38Mbps、AVCなら30Mbps。これで、ほぼ両者互角といえます。我々は、MPEG-2もハイビットレートならばまだまだ使える、と思っている

上記と同様で、消費者としてはAVCを選んじゃうんだろうな。

MPEG-2の場合 (省略) 1台のPCで作業を完結できた。

AVCは (省略) 4コアCPUであるCore2Quadを搭載したPCを、5台クラスタ化したもの。すなわち、都合CPU 20コア

さすがにAVCのエンコード環境は大規模。時間が経てば専用のデコードチップも安価で省電力になっていくのだろう。

そういう意味では現状、エンコードはMPEG-2の方がエコロジー。


  • MPEG-2では部分エンコード不可のため、全体を再エンコードする必要がある

  • AVCは部分エンコードが可能

  • トータルで見るとどちらも同じ作業時間となる

  • そして、
    技術的にはMPEG-2でも、GOPを「Closed GOP」にしていれば部分再エンコードできる。だがそうすると画質が落ちてしまうため、市販ソフト用のエンコードでは、多くの場合、部分再エンコードができない「Open GOP」を採用している。

    これは知りませんでした。Closed GOPは画質が落ちてしまうとは。

    今までパソコンでテレビを録画する際、Closed GOPばかり使っていました。もしこれを知っていたらNHKなど、CMカットする必要がない番組や、見た後すぐに消すばんぐみをOpen GOPで録画したのに。

    ClosedとOpenではどれくらい画質の差があるかは見比べたことが無いので分かりませんが、高ビットレートなら何の不満もない程高画質で録画できるので、それ程問題ではないのではないでしょうか。


    上記記事でいくつか新発見があったのは収穫でした。

    エンコードの道は奥深いですね。


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