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昨日のクローズアップ現代はコピペの嵐でした [テレビ・ラジオ]

先日書いた通り、NHKのクローズアップ現代で"コピペ"が取り上げられました。

番組冒頭「コピー&ペースト コピペ」とアナウンスされた後はコピペという言葉を嵐のように使いまくっていました。


VTRでは、最初に大学のレポートにインターネット上の文章をコピペして体裁を整えただけの例が出ていました。教授にとってはどの部分がコピペされたものなのか探すのは大変なので、専用のソフトを開発中なのだとか。確かにこのソフトでは一目で見分けが付きました。

読書感想文そのものを公開しているサイトがあって、内容を書き写すだけで済んでしまいます。際と管理者曰く「読書感想文を書く時間を節約して、夏休みを有意義に過ごしてもらいたい」とのこと。

文化庁(間違っていたらごめんなさい)が実施したパブリックコメントに同じ内容のものが大量に寄せられました。パブコメの雛形を掲載したサイトからコピペしたようでした。

野口悠紀雄氏はネット上から数値をコピペし、グラフ化することで新しい発見をした例を紹介。グラフから意外な傾向が見えたため、その原因を調べて一冊の本にしたこともあります。

斎藤孝氏は本を読みながら気になった部分にいろペンで目印を記入していく。それらを参考に本を書き上げる。パソコンへは書籍を見ながら手入力します。コピペ自体はやりません。


ゲストの茂木健一郎氏が何かを書く時は、何も見ずに思い出しながら書きます。元となる情報は予め読んでおき、しばらく時間をおいてから書くことで自分の考えを書くことになるのだとか。


様々なところで取材したVTRを放送するとはさすがNHK。お金もかかっているけど深みがありました。

読書感想文のサイトなんてあるんですね。サイト管理者が丸写し歓迎みたいな考えだったので、それはやりすぎだと思いました。

文化庁に寄せられたパブコメ。ファイルから取り出していたところを見ると、全部紙に印刷しているようですね。7千件もあるのに印刷するなんて何と紙とお金の無駄なことか。

私もこのパブコメの雛形サイトを使って体裁だけは作ったのですが、さすがにそのまま出すのは躊躇しました。どんなに難しい内容でも自分の言葉で書くべきだと思っているからです。

結局自分の言葉で書き直すほどの気力もなく、提出を見送りました。

コピペを実演していたので、初めて聞く人にもどういうものなのか分かってもらえたと思います。
全体的にはコピペそのものについての考え方に絞られている感じでした。私の予想では無断引用について著作権の点からも考えるような内容だと思ったていたのでちょっと拍子抜けでした。

その分、単純にコピペの是非について考えることができました。結局作家二人の例にあるように、自分なりに加工・引用することによって、「ただのコピペに終わらないようにしましょう」という答えが見えた気がします。この手の番組でここまではっきり結論が見える作りになっていたのは意外でした。

私としては大満足でした。もし数年後に見ても十分共感できるでしょう。

福田首相の辞職が1日早かったらこの企画は内容を変更したものになっていたかもしれませんし、ゲストも別の人になっていた可能性があります。過去にネットのことを取り上げた際そういうことがありましたし、今日の内容は福田氏のものに差し替えられました。。ぎりぎりセーフでしたね。


ちょっと待って、そのコピペ!著作権侵害の罪と罰(じっぴコンパクト) (じっぴコンパクト)

ちょっと待って、そのコピペ!著作権侵害の罪と罰(じっぴコンパクト) (じっぴコンパクト)

  • 作者: 林 幸助
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2008/06/27
  • メディア: 新書



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