NECの近未来的なパソコンLuiについて考えてみた

数ヶ月前、NECからLuiという近未来的なパソコンが発売されました。

このパソコンが発表されてから、PC Watchなどの記事を読んでこれがどんな製品なのか確認しました。見れば見るほど変わったパソコンなので気にはなっていました。

そもそも構成が今までのパソコンと違います。サーバーとクライアントの2台構成になっているのです。

クライアント側は増やすことができます。そしてクライアントはシンクライアント、つまりハードディスクを搭載していません。処理自体はサーバー側で行われます。

ほとんどの処理をサーバー側で行うのでサーバーは処理能力が高く、クライアント側は処理能力が低いです。低いといっても問題なく動くように設計されているので心配する程ではないでしょう。
サーバー・クライアント間はLANまたはインターネットを介して接続します。

Luiのサイト上には実際の利用シーンの例を動画で紹介しています。Owners' Voice
というのがそれです。

動画を見てみたのですが、分かりやすかったです。

今まで文字と写真だけで使い方を想像していましたが、動画で見るとイメージしやすいですね。

印象に残ったのは、外出先や会社などからインターネット経由で自宅のサーバーにアクセスしているところです。これらは複数の動画で取り上げられていました。

Luiの一番の特徴でもある、インターネットを介してサーバー内のデータやソフトにアクセスするというのはかなり便利そうでした。NECではこれをPCオンデマンドといっています。

しかもサーバー・クライアント間は暗号化されているので、他人に見られたくないような情報も安心してやり取りできます。

動画では会社のサーバーに自宅からアクセスし、仕事をしていました。これはいわゆるテレワークと言ってもいいと思います。

Luiにはハードディスクなど、内部に記憶する装置が付いていないので情報漏えいの心配はありません。外出先だろうが会社だろうがブロードバンドインターネットさえ利用できればLuiを使うことができるのです。

個人でもこのような完成されたシンクライアントを手に入れられるというのは、パソコンも新しい時代に入ったなと感じます。

いまいちこの製品が分からない方、是非動画を見ることをおすすめします。

NECが満を持して発売し、継続して製品開発を行っていくことも表明ししているこの製品。広告宣伝費もそれなりに投入するでしょう。そこまでしてこの製品にこだわる理由が何となく分かりました。

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